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淡路島にオープンエアスタイルのフードコート誕生!

  • 2021年7月13日
  • 読了時間: 13分

このGW、淡路島にすごい店がそろったグルメスポットができたとの情報が飛び込んできました。InstagramなどのSNSをチェックしてみると確かに魅力的なラインアップです。本当はすぐにでも行きたかったのですが、緊急事態宣言になってしまったこともあり直後の訪問を断念。宣言があけた翌日に行ってきました。


明石海峡大橋を渡って向かったのは、もちろん淡路島。渡ってすぐの淡路インターチェンジで降ります。


インターチェンジから、車で3分ほど走って到着したのが「淡路シェフガーデン」。


施設内には…、というよりは会場内には、という言葉が似合う広い空が印象的な場所には、カラフルなコンテナが点在します。なんとなく、食フェスの会場のような雰囲気。


このコンテナの一つひとつが飲食店になっています。


注目は、テラス席がたっぷりあること。


リゾート感のあるベンチなどもありファミリーでも楽しめるようになっています。


人気なのが海沿いの芝生のエリア席。心地よい風を受けながらおいしいものを食べると最高です。特に暑い日のビールがおいしくなりますよね。

コロナ禍の今だからこそ生まれたオープンエアな施設!

この最新グルメスポットを運営しているのが本社機能を淡路島に移したことで話題のパソナグループ。もともと、別の施設のために入手した海岸沿いの一等地でしたが、コロナ禍で苦境の飲食店を応援したいと「淡路シェフガーデン」に計画を変更しました。施設内には、店舗用に15個のリユース(再利用)コンテナを設置。シェフたちが少額の資金で開業できるよう、店内の厨房機器もパソナグループが用意しました。

また、コロナ禍の計画ということもあり、テラス席をたっぷり配した密になりづらい施設構成。環境を生かして淡路島を盛り上げたい、パソナグループらしい施設となっています。

バラエティ豊かな15の話題店がそろった!

淡路島の環境の良さ以外に、注目を集めている理由が、しっかり審査をして集められた豪華なお店のラインアップ。地元淡路島の飲食店ほか、大阪や京都の名店の姉妹店、人気店で修業した若きシェフの店などが軒を連ねます。

そんなことから、これまで淡路島では味わえなかったような魅力あるメニューがズラリ。そこで、今回は淡路島出身のフードライター・髙田 強が、「淡路シェフガーデン」のお店の中から食べるべき5店を紹介します。

ライター厳選5店+気になる1店

  • 海外でも高い評価を得た堺の名店! C「塩ラーメン専門店 龍旗信」

  • 鴨と蕎麦で注目を集める人気店が看板メニューで勝負! N「鼓道」

  • 魚のプロが造る素材を最大限に生かすちらし寿司! G「高級魚卸いわの水産直営 あわじしま海鮮ちらし桜の木」

  • 名店で修業した店主のアイデア中華! L「中国菜なべ屋」

  • 京都を代表するイタリアン! D「イルギオットーネ gita(ジータ)」

  • ☆おまけ☆ バーテンダーがシェイクする本格酒場! M「BROQUEL(ブロッケル)」



海外でも高い評価を得た堺の名店!「塩ラーメン専門店 龍旗信(りゅうきしん)」


今回出店した15店のなかで、たぶん一番有名なのがこちらの「龍旗信」。2000年に大阪・堺で創業した歴史のあるラーメン店です。塩ラーメンにこだわる店主の松原龍司さんは、関西のラーメン業界の重鎮で、中堅店主たちの兄貴的存在。新しいことに対する好奇心も旺盛で、コロナ禍で店舗の縮小や休業を余儀なくされていますが、これまでスペイン、イタリア、フランス、ベトナムなどにも進出。ほかに、なんばや関空、新大阪などにも塩ラーメンをベースにした店舗を展開しています。

とはいえ、海外や大阪玄関口のような場所にお店を展開していたこともあり、ここ2年は思うようにできなかったことから、今回のお店にパワーを注力。

ベースのラーメンの構成は守りつつ、淡路島ならではのラーメンを提供しています。


メインの塩ラーメン以外に、季節の限定の「蟹の塩冷麺」1,600円もスタンバイ。「淡路牛すじマヨ丼」800円などのサイドメニューも用意しています。

味わいたいメニューはコレ!

「淡路の塩ラーメン」900円

ベースは、淡路鶏の胸肉&ガラからとった透き通ったスープ。このスープにこだわりの塩ダレを合わせた塩ラーメンです。店主の松原龍司さんが今回、特にこだわったのが淡路島食材で作るということ。本来、ムール貝をベースにしている塩ダレには淡路島で採れたサザエをプラスしています。また、塩も淡路島の自凝雫塩(おのころしずくしお)と藻塩を使用。


7~8時間かけて炊くスープのメインにも淡路鶏の鶏ガラやムネ肉を使用。たくさんの野菜と一緒に炊くのが龍旗信の大きな特徴で、もちろんこの野菜にも淡路島産を使っています。


基本は塩味ですが、そのなかに隠された甘みとスープの力強さが魅力。龍旗信のために作られた喉越しのよい中細麺とも相性バツグンです。

「淡路牛すじ焼き」800円

店主松原さんのお母さん譲りの味だという、淡路玉ねぎと一緒に淡路牛を炒めて作るすじ焼き。味の決め手は、泉大津の牧村食品店の薬念醤(ヤンニンジャン)。


薬念醤が生み出すありそうでない甘辛味はやみつき必至。青空の下で飲むビールにぴったりです。


「淡路島のご当地ラーメンを作りたくて出店しました。食材はもちろん、スープもこちらのお店で1~2日に一度炊いているので、淡路島でしか味わえない塩ラーメンを食べてみてください」と店長の松原幸司さん。


人気店が淡路島で挑むご当地ラーメンは、高い技術に淡路島食材という組み合わせなので安定感バツグンの味わい。このクオリティのラーメンが淡路島で食べられるのはうれしいですね。

「塩ラーメン専門店 龍旗信」営業時間/11:00~21:00(L.O.20:00) 休日/なし 席数/8席

鴨と蕎麦で注目を集める人気店が看板メニューで勝負!「鼓道(こどう)」


蕎麦と紀州鴨を使った料理で、舌の肥えた住民の多い大阪・豊中で人気となっている「鼓道」。贅沢な空間の姉妹店「鴨と醸し 鼓道」も本店同様に好評です。

鴨鍋や蕎麦などのおいしさで知られる「鼓道」ですが、その名を関西の食通達に広めたのが親子丼。贅沢な食材とそれを十二分に生かした仕上がりで話題になりました。テレビや雑誌でも大阪を代表する親子丼として何度も紹介されています。「淡路シェフガーデン」には、名物の親子丼とカツ丼の専門店として登場しました。

味わいたいメニューはコレ!

「極・特上親子丼」1,200円

親子丼の大きな魅力は、とろとろの食感。そのおいしさから1年間で2万杯以上が販売されたほどです。人気の秘密は、一杯に込められたこだわり。


センターにのせられた卵黄を含め約3個分使われるのは、大分県産の濃厚な卵「赤がんこ」。この卵を溶くダシも紀州鴨の鴨ガラ、鶏ガラから丁寧にとったスープと昆布やカツオからとった魚介系スープのダブルスープと、贅沢なラーメン並み。


さらに使用されるお肉も淡路鶏のもも、むね、せせりに加えて紀州鴨のももの4種。通常はもも肉だけが多いのですが、4種入れることでそれぞれの食感の違いが楽しめます。また、お米も淡路島の鮎原米使用。あえてガス釜を使って炊いています。こだわりまくりと言っても過言ではない一杯は、すべての調和がとれたパーフェクトなおいしさに仕上がっています。

「淡路豚のカツ丼」1,300円

淡路島産のえびすもち豚のカツを使ったカツ丼です。親子丼と同じこだわりのダシと卵がベース。カツと一緒に煮込まずごはんの上にカツを置き、さらに卵をのせています。トンカツだけのサクサク感と卵と絡んだしっとり感。違った2種の食感が楽しめるようになっています。


おいしさの理由は、当然えびすもち豚。しっとりやわらかいロース肉を包みこむ衣もポイントです。ラードで揚げることで衣に旨味をプラス。さらに仕上げで別途、カツにタレをかけています。


「本店でも人気の親子丼を注文される方が多いのですが、最近はカツ丼の人気が上昇中。もち豚のカツがすごくおいしいんで、最初は卵なしでカツだけで味わってみてください!」と店長の呑野英雄さん。


豊中のお店でも緑地公園のお店でも食べたことがあるのですが、変わらぬおいしさ。親子丼もカツ丼もちょいお高めに感じるかも知れませんが、贅沢な素材や何重にも用意された旨味の仕掛けを考えると納得できます。

「鼓道」営業時間/11:00~20:30(L.O.20:00) 休日/火曜 席数/8席

魚のプロが造る素材を最大限に生かすちらし寿司!「高級魚卸いわの水産直営 あわじしま海鮮ちらし桜の木」


本店が同じ淡路島の東浦にあるちらし寿司の専門店。本店のメニューをベースにしつつ、「淡路シェフガーデン」に合わせた料理を提供しています。

お店の大きな特徴が70年以上続く水産仲卸直営ということ、島内の有名飲食店などに魚を卸している「いわの水産」が取り扱う高級魚や希少魚が味わえます。メニューは基本的に海鮮ちらしで、定番以外に季節に合わせたちらし寿司も用意されます。

味わいたいメニューはコレ!

「淡路島ちらし」(赤だし付き)3,000円

店を代表する一品は、限定10食の贅沢なちらし寿司。仕入れによって替わるネタもあるようですが、タイ、カレイ、アジ、足赤エビ、焼きアナゴ、マグロ、イクラなどがのります。


マグロ、イクラなど獲れないものは別ですが、ほとんどが淡路島産の魚介。活け締めなど鮮度にこだわったものも多く、どれもが肉厚です。足赤エビは特に大きくて、味も食感も圧巻!

「海鮮花ぐるまちらし」1,300円

お手ごろな価格で味わえるのが、こちらの「海鮮花ぐるまちらし」。「淡路島ちらし」に比べるとネタが少なめですが、酢飯などの構成は同じですし、のっている魚介は新鮮そのもの。


キラキラと輝く個性的なパッケージが特徴で、レフ板のように寿司ネタを華やかに引き立てることから、SNSにのせるのにピッタリです。


酢飯は少し甘めで肉厚なネタとベストマッチ。おぼろや玉子、刻んだ海苔が絡められるなど細かで丁寧な仕事に好感が持てました。


「使用する米や酢飯の味付けなどちらし寿司は、私が魚を卸している味の確かな寿司店のご主人から学んだもの。自信を持っておすすめできます」と店主の岩野司さん。


年齢層の高いファンも多いので店内での飲食が人気。


メニューは季節ごとに変わっていくそうです。これからの季節だと淡路島の名物であるハモや赤うになどのメニューが準備されているようなので楽しみです。

「高級鮮魚卸いわの水産直営 あわじしま海鮮ちらし桜の木」営業時間/11:00~21:00(L.O.20:00) ※売り切れの場合、早めに終了 休日/木曜(祝日の場合営業) 席数/10席

名店で修業した店主のアイデア中華!「中国菜なべ屋」


神戸や岡山のホテル中華で5年半修業したあと上京し、中国各地の郷土料理が味わえる超人気店「黒猫夜」で6年半腕を振るっていた渡辺さんが独立。新天地を淡路島に定めてオープンしたのがこちらです。


ホテルの中華で基本を学び、多彩なメニューの人気店で創作力を磨いたことから、これまで食べたことのないようなアイデアあふれる食感や味に出合えます。

味わいたいメニューはコレ!

「淡路ポークの黒豚酢豚」1,760円

5cm角の大きな豚バラがドーンとのった酢豚。仕込みが大変で、ゆでた豚肉を高温で揚げ、香辛料たっぷりの煮汁に漬けて蒸します。それにカタクリをつけて揚げるという、手間暇かけて作りあげる店の名物。

食べ応えのある外側と、ホロホロとほぐれていくやわらかな中身の対照的な食感が楽しく、中心部には豚の旨味が詰まっています。


中国黒酢をメインにナツメや玉ねぎ、ニンニクで4日間かけて漬け込んで作るこだわりの黒酢ソースもポイント。パンチがありながらも旨味の層の厚さを感じさせます。

「中華風枝豆」480円

紹興酒に約7時間漬け込んだ枝豆。漬け込む際に山椒、ネギ、生姜を使うことで旨味に加えてスパイス感も生み出します。クセになる味わいで、ビールのお供に最高!

「杏仁豆腐」(小)350円

生クリームを加えた杏仁豆腐は、クリーミーななめらかさが特徴。杏仁豆腐の概念を変えるシルキーな舌触りはほかにない食感です。トッピングの生姜シロップ漬けのフルーツはシーズンによってチェンジ。通常サイズは550円です。


「これまでいろいろな中国料理を学んできましたし、いろんなアイデアもたっぷり。みなさんにいろいろ食べていただきながら、鴨の舌やすっぽんなどの珍味を使った料理など、今後もおもしろいメニューを楽しんでもらいたいと思っています」と代表の渡辺大輔さん。


ぶっちゃけ、大阪の西天満や北新地などの予約の取れない高級中国料理にも引けをとらない味わい。店内で食べるのもいいのですが、この料理を青空の下で食べる贅沢をぜひ楽しんで欲しいです。

「中国菜なべ屋」営業時間/11:00~21:00(L.O.20:00) 休日/月曜(祝日の場合営業) 席数/8席

京都を代表するイタリアン!「イルギオットーネ gita(イルギオットーネ ジータ)」


清水寺に向かう人が行き交う八坂の塔のそばにある、京野菜を使った料理を提供するリストランテ「IL GHIOTTONE」。関西のイタリア料理好きならば誰もが知る京都を代表するイタリアンです。現在は、東京や大阪にもお店があり、雑誌などのメディアで取り上げられることも多い超の付く有名店。イルギオットーネの名を冠した店が淡路島にできたというのが不思議な感じがします。

こちら“gita”では、「イルギオットーネ」のオーナーシェフである笹島保弘さんが監修する本店とは違った料理が味わえます。

味わいたいメニューはコレ!

「ワンプレート」1,980円

定番は、その日の肉料理、パスタ、野菜とコースを一皿にのせたスタイルで提供。その日に入荷した淡路島をメインとした食材によって内容が替わります。

「アンティパスト」1,650円

その日水揚げされたばかりの明石の鯛やタコ、釜揚げしらす、地野菜をたっぷり使った一品。見た目にも楽しい遊び心にあふれています。スモークして軽く香り付けするなど、細かな仕事がキラリ。キリリと冷やした白ワインに合わせると最高です。


その日のメニュー内容は、店の外にかけられたタペストリーでチェック。


海の見えるテラス席で「イルギオットーネ gita」の料理を味わえば、まるでカンヌやモナコ、アマルティなどヨーロッパの高級リゾート地の海岸で食事をしている気分に。誕生日などの記念日の食事にもぴったりです。

「イルギオットーネ gita」営業時間/11:00~21:00(L.O.20:00) 休日/不定休 席数/10席

さらに、紹介したいお店が…。

バーテンダーがシェイクする本格酒場!「BROQUEL(ブロッケル)」


15のお店の中には、なんとバーもあります。コンテナの壁を大きくくりぬいて、ドリンクスタンドスタイル。開放感たっぷりで、この場所によく合っています。


スタンド内のキッチンではバーテンダーさんがドリンクを調理。


逆側の店内の方から見ると、ちゃんと席がありバーのようになっています。


バーなので店内の壁にお酒がズラリ。

味わいたいメニューはコレ!

「淡路ミントのノンアルコールモヒート」825円

車移動のお客さんが多いこともあり、ノンアルコールカクテルが充実。モヒートをノンアル版で作ってもらいました。


できる限り淡路島産が用意されるミントは、葉っぱがビッグサイズ。香りも強めでライムと炭酸で爽快な味わいに。暑い夏の日にピッタリです。アルコールの入った通常のモヒートは1,045円。

「鳴門オレンジのパローマ」1,045円

本来は、テキーラとグレープフルーツジュース、ソーダに塩を加えて作るカクテル。


グレープフルーツを鳴門オレンジに替えることで、ほのかな甘さの仕上がりに。ノンアルコール版は825円。


店主の蒲生一敬さんは、「ウェスティンホテル淡路」のバーなど、15年以上のキャリアを重ねてきたベテランバーテンダー。「気分に合わせたカクテルも提案して作りますので、なんでも相談してください」と、蒲生さん。

夏には、モヒートやフローズンダイキリなどの爽やかカクテル、冬にはホットワインやスコッチなど、季節や気分に合わせたドリンクが楽しめそうです。

「BROQUEL(ブロッケル)」営業時間/11:00~21:00(L.O.20:00) 休日/不定休  席数/10席


施設内には300席以上のテラス席を用意。パラソルの下のテーブルに、各店で購入した料理を持ち寄って食べるなど青空の下でパーティ気分を味わえます。

いろいろな料理が選べるから、特に家族連れから好評だとか。


目の前に立てば羽が生えたように写真が撮れる遊び心あふれるフォトスポットもあり、料理を待つ間の楽しみもたっぷり!


なにより目の前が海というのが最高。パラソル付きのテーブル席に座ってのんびり食事を味わえば、南欧の海沿いの町に来たかのようなリゾート気分になれます。

また、淡路島の北端ということで、混んでいなければ大阪市内から車1時間半もかからないという好ロケーションも魅力。お店が増える予定もあるそうなので、これからも目が離せない注目スポットです。

※記事の価格は全て税込み


高田 強/フードライター 関西エリアを中心に雑誌やwebで飲食店やフードトレンドについての記事を執筆。現在は「関西ウォーカー」、「るるぶ大阪」、「おとなの週末」、「SKY WORD」、「関西・中国・四国じゃらん」などの雑誌、情報誌に寄稿。約月1回ペースで登場する関西テレビ「よ~いドン!」のほか、ABCテレビ「おはよう朝日です!」、読売テレビ「朝生ワイド す・またん!」などのテレビ番組にグルメ情報のナビゲーターとして出演。 毎年秋に発行される「関西ラーメンウォーカー」では、メインライターを務める。



 
 
 

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